2011/05/08

ようやくディスプレイに投資



ようやくディスプレイに投資して,まともな作業環境を手にいれました。昨日まで自宅でサブディスプレイとして使っていたVAIOーRのディスプレイは大きいわりに解像度が低く,なかなか使い勝手が悪かったのですが,1万7千円でフルHDの液晶ディスプレイを購入,ようやくまともな作業環境になりました。VAIOーRのディスプレイは,私が毎晩酷使したにもかかわらず6年という長寿命,なかなか立派でした。最後はスイッチが入る時と入らない時が交互におとずれ,最後は電源が入らなくなっての交換です。修理するよりも購入した方が安いのは悲しい現実ですね。

この数時間,いろいろ仕事がはかどります。作業環境は大事ですね。
さーて,これでバリバリ仕事をするぞ!

2011/04/18

原発という技術

M9.0の地震が起こった時から,福島の原発のことが気がかりで仕方なかった。地震で電気が落ち,地震の揺れが続く中,数秒後に学校の電源は復旧した。しかし帰宅してみると自宅のある地区は停電だった。乾電池式のラジオから流れる情報はどれも耳を疑うものばかり,一体何が起こっているのか報道機関でさえつかめていなかった。翌日電源が復旧し,テレビ,twitter,webでとんでもない量の信じられない情報を一気に知ることになる。前日までの平和で穏やかだった日本が幻に思えた。

東京電力は,福島と新潟に原発をつくり,発電された電気は昇圧され超高圧送電線で首都圏へ送られてきた。火力発電のように発電力量を柔軟にコントロールできない原子力発電は,電力消費量が変動しても変わらないベースとなる発電を担う発電所だ。

震災前の東京電力のCM(youtube)

今,このCMを信じられる人はもういない。

2011/03/26

震災を機に

マグニチュード9.0,つくば市は震度6。そのとき自分は学活の授業をしていた。あの時,誰もが感じたことかもしれないが,建物が壊れ下敷きになることを覚悟した。電気が一瞬止まった。数秒後おそらくバックアップの送電系統が立ち上がり,電源が復旧した。5分間ほど続いた揺れのなか冷静の分析しようと考えた。(電源が復旧したということは,原発が止まって,別の系統からの電気が送られてきたということか・・・福島の原発は無事に止まったのか?)揺れの中,生徒達に呼びかけた。「電源が復旧したということは大丈夫だ。」
初期微動がやたらに長かった。遠い震源ということ,なのに,ゆれは半端ではない,どれだけの規模の地震なんだ・・・。生徒達と共に校庭に避難,校庭の真ん中に避難している間にも大きな余震が繰り返された。宮城県沖が動き,茨城県沖までのプレートが一気に動いたと聞かされた。予測されていた東南海地震と同じメカニズムが,東北で現実のものになってしまったことがわかった。生徒達を怪我もなく帰すことができたことにホッとしたが,東北のことを考えると胸が痛かった。
小学生4年生の時に両親と東北地方を旅したことがある。宮城県の牡鹿半島よりも北は岩手県まで全てリアス式海岸,田老の港を見下ろす宿に宿泊した。山肌にはこれまでに田老を襲った津波の高さが白いペンキでマーキングされていた。明治時代に被災した時の白黒写真が残されていた。街のど真ん中に船がとりのこされ,建物が何も残ってない写真を当時の私は何の実感もなく見ていた。それが平成のこの時代に繰り返されてしまった。

この震災以来,たまにしか使っていなかったSNSを本気で使い始めるようになった。twitterだけでなくfacebookなどでのつながりが人々の考えをつなぎあわせ世の中を動かそうとしている。テレビをずっと付けているよりも,twitterで新聞社発の情報をチェックしていた方がいつでも情報にアクセスできるのには正直驚いた。確かにデマも多い,しかし,10年前や20年前には決して得ることができなかった情報に当たり前のように誰もが接することができる。これまで不可能だった情報共有が,今回の震災復興に果たす役割はとてつもなく大きいはずだ。電子的なコミュニティは,決してバーチャルなものではない,現実の社会とリンクしていることに,多くの日本人が気づいたのではないだろうか。

福島第一原発の行方を,自分はしっかりと見ていきたい。起こりうる事態をひとり一人が予測し判断することが求められている。自分が発信者にならなければ,判断する人間にはなれない。今の日本,震災後の日本を生きる一人として,自分の持ち場で自分にできることに全力で取り組むことが,新しい日本を創り上げていくと信じてる。震災を契機に,個々ばらばらだった日本人が,この国の将来を考えはじめている。技術教育の立場からこの国のこれからにコミットしていきたい。




2010/10/11

Google Sketchup を利用した授業の可能性を探る


自分が原作者である立体グリグリの授業をさらに改良すべく最近力を入れています。その中で,CAD/CAMまでを扱うことができるようになったのですが,以前から気になっていたGoogle Sketchupを自宅の子ども部屋の改装をネタに使ってみました。これまでもJW_CADなどの2DのCADはまあまあ使ってきたのですが,3DのCAD(本当はCADではないようだが)を使ったのはお試し版をいくつか試して依頼です。それらに比べてもなかなか完成度が高いソフトで驚きました。数値でぴたっと作れるようにしてくれると本物のCADとしてもつかえるでしょうね。しかもこのソフト,製品版ではなくフリー版ならば学校で使うことは問題ないと自身のページで公言しています。http://sketchup.google.com/support/bin/answer.py?hl=jp&answer=47494
使いこなすには,立体的な感覚だけでなくマウスの操作にもたけていないと厳しいとは思いますが,生徒の目の前でどんどんモデリングするのはおもしろいかもしれませんよ。

2010/09/06

ウォークマンの省電力設計と工夫素晴らしい!

テレビのニュースで,携帯音楽プレイヤーの国内シェアでソニーがアップルを抜いて再度TOPにたったと報道されていました。国外ではまだまだのようですが,なぜ挽回が可能になったのかそのウォークマン(NW-E042)を5000円ほどで購入して納得しました。この機械こんなに安いのに,細部までつくりこまれています。実に使いやすくしかも標準のヘッドフォンなのに音質がやたらにいい。そしてきわめつけがUSBメモリーのようにノートPCに1時間もさしておけばフル充電になり,条件がよければ30時間使い続けられるというのです。ただただびっくり,3分充電すれば1時間はもつという書き込みを他の方のサイトでみました。よほどの省電力設計がなされているとしか考えられません。

これは私の予想でしかありませんが,おそらくこのウォークマンのためにバッテリーが開発されているように思います。あまりにも見事です。音楽プレイヤーを構成している電子回路もとことんカスタムチップ化して,消費電力をとことん押さえ込んだ上に,ソフトウェア的な省電力化も徹底して行っているんでしょうね。

ただの音楽プレイヤーなのですけど,昔これだけのことをするのにカセットをいくつも持ち歩き,しかも音は悪かったことを思い出し,今の若者のみなさんには信じられないだろうけど,アナログ時代のあのウォークマンでさえ感動したのに,技術革新のすばらしさに感動の連続でした。

このイヤフォンの工夫もすごい,インナータイプのイヤホンなのかとおもいきやそうではなくて,口径の大きなドライバーユニット(スピーカーです)の一部をインナーのように耳に導いています。これまで口径の小さなもので全域の音を再生しようと無理をしてきたものをゆとりをもって音質よくクリアする工夫とのことでした。試しに,2年前に買った同じくソニー製のインナータイプのイヤフォンと比べるとその差は歴然,こちらの方がはるかに安価なはずなのに,音のゆとりが全く別ものです。自分が子どもの頃に初代ウォークマンが開放型のヘッドフォンが実用化と同時期にデビューしたのを思い出しました。音を聞くための工夫は留まることを知りませんね。

何度もiPodを買おうと思って買わずに,結局かわないことになりそうです。アップルの機械にはデザイナーの強い意志を感じますけど,ソニーの製品にはエンジニア魂を感じます。

ウォークマンの歴史をまとめてみるだけでもかなりおもしろい現代技術史ができるんじゃないかな~と思いはじめています。おそらくそこにはいくつもの特許がからんでいるでしょう。その歴史はおそらく子ども達にとっても身近です。携帯でも同じことはできるでしょうけど,あまりにも多機能なので,携帯音楽プレイヤーというくくりでまとめてみるのも悪くないように感じています。どうでしょう私の提案。

2010/08/22

消費電力のイメージ

計測に用いたロボット
最近はエコでなければだめといわれる時代になってしまいました。しかし,何をどうするとエコなのでしょう。そこには効率という概念を持ち込む必要があります。同じ仕事をするのにどれくらいのエネルギーで実現できるのかを技術開発する授業をしくみたいと考え最近,様々な方々と協同で教材開発を進めています。

その教材自体の説明は,また完成してからということで,今回はその教材を使った電力の測定の報告です。使用したギヤはタミヤの三速クランクギヤボックス,マブチのFA-130モーターを用いて低速,中速,高速の3種類のギヤ比で組み立てることができます。昨年の中学ロボコン全国ルール(授業内部門)のために私が試作した写真のロボットでは,取り込み部分でローターを高速に回すために,高速ギヤを使い,動輪に中速ギアを用いています。

中速動輪無負荷回転時
次に中速に組まれた動輪部分の左車輪のみを地面から離した状態で空転させてギヤの回転にかかる負荷以外の負荷がなるべくかからない状態にして計測してみまいた。電源は単3型のエネループを直列に2個接続して使用しています。

電圧が2.34V,電流が約0.15A,電力は,0.34Wになります。タイヤが浮いた状態の空転のギヤのロスだけではこの程度の電力しか消費されないのです。でも当然動かしている時に壁にでもぶつかったまま電流を流し続ければ,消費電力ははねあがるはずということで,手でタイヤをおさえつけて電流を流しているのに無理矢理固定してみました。電圧はやく2V,電流量は約1.17A,電力は2.33Wでした。実に6倍以上のエネルギーが消費されています。


中速動輪過負荷無回転時
技術の教科書には,電源と負荷が導線で結ばれた略図が掲載されていますが,負荷がこれほどエネルギー消費に大きく影響するとは思ってもいませんでした。

この測定で,FA-130モーターをタミヤの3速クランクの中速で用いた場合,空転させているだけでは0.34Wしか消費しないのに,モーターに電流が流れた状態で止められたら2.33Wも消費していたということになります。

電池でモーターを動かしている時,直列に2個つなげたらどんな時でも3Vあるような錯覚をしてたことを知りました。電池の能力によっても違いはあると思いますが,こうしてリアルタイムに計測できると自分自身の電気エネルギーのイメージがだいぶいい加減なものであったことがわかります。世の中は電気自動車やハイブリットカーの時代です。そしてどれだけ少ないエネルギーで効率のよいものを使っていくかが求められてきています。今現在の社会での技術開発の多くがこの効率をキーワードに進められているのではないでしょうか。開発中の教材は近々にも公開できる予定です。ぜひお楽しみに!


2010/08/17

JANコードの教材化の可能性

 

 日常生活に欠かせないバーコード,これでピッとすることでレジが簡略化され,データ処理もできるようになりました。中でも最初の数字が49または45ではじまるバーコードは日本でバーコードが設定されたもので,JANコードと呼ばれます。

このJANコードの数字を読めば当然ですが,製造したメーカーや商品名がわかります。残念ながら価格情報は入っていません。価格はそれらのJANコードに対して店側でサーバーに設定することでその情報をレジ端末が読み取り,レジに価格を表示させています。まわりくどいように感じますが,これがとても大事なことで,何がどこでいくつ売れたかという情報が店側に蓄積されていきます。多店舗展開しているお店では,どの地域にどういった傾向があるなどの情報も蓄積されていくことになります。売れ具合をみながら価格を変更したり,何を補充すればよいか決定するための情報が得られます。このシステムをPOSシステム(Point of sale system)といい,今では商品管理になくてはならないものになっています。

 

 私と同じ茨城の技術科教師である田村俊之先生が,バーコードリーダーを用いた様々な教材開発をさせていることに刺激を受けて,私も5年前密かにバーコードリーダーを入手していました。当時1万数千円したと思います。今ネットで調べてみると同じ程度で入手可能です。バーコードリーダーのすごいところはどんなOSでもほとんどそのドライバーが組み込まれていることです。USBに接続した次の瞬間から使えます。使ってみるとわかりますが,バーコードリーダーはバーコードの数字を手入力せずにキーボードで打ち込んだのと同じ働きをしてくれるようになっています。ワープロ等の画面にしてビッとしてみると,バーコードの数字が画面に打ち込まれるので,動作は簡単に理解できます。

 と,ここまでは5年前からわかっていたことなのですが,ここからが昨日発見したWeb上のソフトの紹介です。これまではJANコードを読み取り,その商品情報を自ら入力してデータベースをつくらなければならなかったのですが,ネットの世界はどんどん進みJANコードを入力するだけで,その商品の情報が得られるWebアプリを昨日発見しました。


 このWebアプリは,iGoogleというGoogleが提供しているWebアプリ環境(JAVAスクリプトで作成して全世界に公開できる)で使うことができます。iGoogle自体は誰でも利用可能なので,このソフトも提供もとがやめない限り,無料で使い続けることができます。さきほどの理屈でJANコードの欄にカーソルをあわせてバーコードリーダーでピッとやると,数字が入力され,隣の商品検索のボタンを押すと,商品名,メーカー,分類が表示されます。誰がこんな膨大な情報を入力したのだろう・・・これは企業内にしかないデータのはずなのに・・・と思って調べていくと,納得。このソフトの1行目の「JANコード検索」をクリックすると提供している会社の経営している家計簿サイトがあらわれました。このサイト,家計簿までPOSのように自動化してしまおうというソフトなのです,データは最初に誰かユーザーが一人入力すれば他の人達はその恩恵にあずかれることになります。どこのお店で買ったのかユーザーが入力していくと,どの商品が地図上のどのお店でいくらで売られていたのかがデータとして蓄積されていく仕組みです。ユーザー側は商品名などを入力する手間がかからず,サイト側とすれば,収集したデータを元にビジネスを展開していこうとしているようです。まさにWeb2.0的なユーザー参加型のビジネスモデルに納得させられました。

このソフトの商品名をクリックすると,その商品に関する情報のページが表示され,会社名をクリックするとその商品を製造している会社のページにつながります。単純にこの情報だけでも教材としてかなりつかえそうです。これまでかなり敷居の高かった中学校技術科でのPOS実習に道を開くことになるのではと感じています。さらに追求していくと,おもしろい教材ができそうですね。

2010/07/26

グリロボで簡易CAD/CAM体験を実現!

夏休みに入り,教材研究本格的に開始,今年は立体グリグリのデータをもとにスチロール板を切り抜くグリロボを開発していただき,その製作題材をいろいろと試作しています。グリグリでデータをつくり,そのデータを元にその寸法のものが仕上がるのには感動しました。そしてその正確さを生かして,私が試作したのは,まず平面のコースター2枚~4枚の色違いのスチロール板を組み合わせることを考えました。

 
これはこれでなかなか面白いのですが,せっかくNCなのだから,立体化したい気持ちが高まり,可能性を探る中で,こんなブロックのような立方体を試作してみました。6枚の板をグリロボでつくり組み合わせてサイコロをつくります。そのサイコロ同士も組み合わせることができるというものです。

  

どうでしょう。これらの形は全て立体グリグリでデータをつくり,グリロボで加工したものです。本物のCAD/CAM実習をしたのは,大学時代に少しだけですが,こうして設計したデータで加工ができてしまいしかも一定程度の精度が出るという経験は,自分自身ものづくりを考え直させられる経験になりました。何もかも手作りがいいというわけではなくて,必要に応じてこうした方法をとることでコスト削減や設計の効率化がはかられて,結果的に今の私たちの豊かな生活が成り立っているのですよね。グリロボで加工できるのはスチロール板だけですが,この経験から現実社会のCAD/CAMでの生産を考えることができるとだいぶ見え方が違ってくることがわかります。

これからの教材開発がどんどん面白くなってきました。次回もまた報告します。

2010/06/13

自宅のLANシステム再構築

これまで自宅で便利に使ってきたVAIO-R(XPマシン)がついに電源が入らなくなり,これを直すほどの価値を感じられず,LANシステムの再構築をすることにしました。職場でも個人のノートPCが使えなくなることが明らかになり,これまで校務で使ってきたWindows7のノートPCを中心にしてシステムを組み替えることにしました。


普通自宅のPC環境というと,PCが1台あって終わりというのが普通だと思いますが,我が家では,3台のNASをはじめネットワーク対応のプリンターも2台接続され,快適な作業環境を確保されています。5年前のノートPCはUbuntu9.10を入れてWeb閲覧用に再生,コピー機とスキャナとプリンターが一緒になった複合機は,まさに今がお買い得,無線LAN対応でもあるのに2万円もしません。昨年転居を機に導入した無線LAN(11n)と1000MベースのLANは快適です。


以前から使用してきた250GのNASとそのNASに直接接続されたそのバックアップ用のHDDの経験を生かし,画像&動画保存用の1GのNASを新たに設置,こちらも1GのUSB接続のHDDを直接接続し定期的にバックアップするようにしました。データは基本的にノートPCの500GのHDDに保存,同期ソフトを使って2台のNASに動画や画像とデータに分けてバックアップし,その後それぞれUSB接続のHDDにも自動的にコピーされるダブルバックアップシステムです。今回導入いた画像&動画用NASはDLNAとしても動作し,リビングのテレビから写真や動画を見ることができます。

デュアルディスプレイはノートPCのアナログRGBの端子を利用して簡易的に実現,無線マウスもそのまま移植したので,今回の導入コストは新規に導入したNASとHDD,および複合機のみ,トータルで5万円に収まりました。投資のわりにはかなり充実したシステムにできたと思います。

みなさんはデータの管理どうされているのでしょう。私はこの他に手持ちのUSB接続のHDDを使ってのバックアップもとっています。動画以外のデータについては,エクスプレスカードタイプのSSDに保存して全く別の場所で管理しています。それでも不安です。データだけはなくならないように万全を期したいと思います。

時計ストラップの工夫と交換



昨日東京での会議に出席するために上京,ついでに秋葉原駅で降りて極々普通のソーラー電波時計を購入してきました。しかし,私のことですから時計は普通なのですが,店員さんからみると変わったお客だったようです。

汗かきなもので,毎年夏になると腕時計の金属にかぶれてしまい,腕時計をつけることができませんでした。普通の時計はバンドが布製でも本体の裏側の金属のふたが肌と接するようになっています。そこで目をつけたのが,時計の裏側までストラップがつながっているNATOストラップと呼ばれる製品です。このストラップ元々はNATO軍仕様のもののようですが,詳細は知りません。いわゆるミリタリーウォッチにはこうしたストラップを使うものが多数あります。ところが,ミリタリーウォッチにはなぜか電波時計がありません。電波が妨害されても動くことが軍用では大事なのかもしれませんね。そこで国内有名メーカーの製品で探したのですが,これもまたない。NATOストラップそのものが国内有名メーカーには見向きもされていません。

そこで考えました。同じようなデザインのバンドをつけている時計のストラップをNATOストラップにすればいいと。ヨドバシカメラの店員さんに無理をいいながら,交換するための工具を購入!(630円),そしてもちろんNATOストラップ(商品名は違いましたが似たようなものということで)に付け替えたわけです。


交換してみて納得,単純に時計のストラップってバネ棒がついているだけだったんですね。バネ棒とはバネで伸縮する棒状の部品です。工具でこれを押して縮めて引き抜くだけなんです。

NATOストラップと国内有名メーカーの時計本体のおかげで正確な時間を今年の夏はいつでも知ることができそうです。私のように金属がいやだという人は多くいるのではないかなと思ったりして,こうした工夫はもっと広まってもいいかなと思いました。