M9.0の地震が起こった時から,福島の原発のことが気がかりで仕方なかった。地震で電気が落ち,地震の揺れが続く中,数秒後に学校の電源は復旧した。しかし帰宅してみると自宅のある地区は停電だった。乾電池式のラジオから流れる情報はどれも耳を疑うものばかり,一体何が起こっているのか報道機関でさえつかめていなかった。翌日電源が復旧し,テレビ,twitter,webでとんでもない量の信じられない情報を一気に知ることになる。前日までの平和で穏やかだった日本が幻に思えた。
東京電力は,福島と新潟に原発をつくり,発電された電気は昇圧され超高圧送電線で首都圏へ送られてきた。火力発電のように発電力量を柔軟にコントロールできない原子力発電は,電力消費量が変動しても変わらないベースとなる発電を担う発電所だ。
震災前の東京電力のCM(youtube)
今,このCMを信じられる人はもういない。