最近のノートPCの中には,あらかじめこの規格の無線LANが搭載されている機種が増えてきました。しかし,どこで使えるのかはやってみないとわかりません。そこで,無料のお試しレンタル(TryWiMAX)を試してみることにしました。このサービスを展開しているUQのページを調べてみると,WiMAXのエリアに自宅も,職場も昨年末に入ったことがわかります。そこで試してみました。
しかし,そうは状況は甘くないことがわかりました。他のネット上の情報などで知ってはいたのですが,使われている電波が周波数の関係で思った以上に直進性が高く,職場では,基地局があると思われる方向の窓際でしかまともに電波が拾えません。しかも1階よりも2階,3階の方が受信状態がよく,一番よい場所では,下り5~8Mbpsの実効速度を得ることができました。しかし,たとえ窓際であっても基地局側でない場所では全くつながりません。自分が使おうと考えていた場所では,全くつながりませんでした。自宅でも庭に出てなんとかつながるかも・・・という状態。私はまだまだモバイラーにはなれないようです。
ネット上には,今回試したようなUSB接続の端末よりも,専用のアンテナをもっているWiMAX搭載PCの方が受信状態がよいと書かれているものがあります。今後は同僚がWiMAX搭載PCを購入して試すのを待つか,それとも自分が待ちきれずにデジタル人柱になるかでしょう。いずれにしてもすぐに契約する必要はなくなりました。
WiMAXが使えれば,出張時に携帯の高い通信費を払ってつなげていた状態から完全に脱却できます。この後の基地局の増設と,電波状況の改善に期待したいです。職場では,建物の様々な場所でインターネットを使うための無線LANが設置されていますが,その無線LANにはセキュリティー上の様々な制限がかけられ,加えてソフトをインストールすることすら許可を得なくてはなりません。教育用の様々なソフトをこれから開発していくことや,idea共有サイトや,TRCK茨城県南ロボコンのページへのアクセスを日常的に行うことを考えると,学校のシステムから完全に独立したネット接続環境はたとえ私費を投じてでも構築していきたいと思います。
現在立体グリグリも新プロジェクトを立ち上げつつあります。idea共有サイトもそうですが,これからの教育へのICTの活用には,ネット接続環境と,開発環境が同時に必要です。